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【ビジネス実務法務検定】2級合格 | IBT・試験日の流れ・勉強方法

【ビジネス実務法務検定】2級合格-IBT・試験日の流れ・勉強方法 ビジネス

ビジネス実務法務検定2、3級は、近年合格率が30%以上も下がり、非常に難化してきています

著者は100時間程度試験勉強をした上で試験に臨み一発合格でしたが、試験中はかなり苦しみ成績はギリギリでした。

試験にあたり事前準備はもちろん時間配分も非常に重要です。

本記事では、そんな著者の経験から試験に関するポイント、問題数、配点、時間配分、試験のリアルな感想を皆さんに共有したいと思います。

また、著者は自宅受験を選択しましたが、自宅受験をする上での前日までの準備、試験前の準備についてもご紹介します。ぜひご参考ください。

ビジネス実務法務の難易度・合格率・勉強時間については以下の記事をご参考下さい。


本記事を読んでわかること

  • IBT方式CBT方式どちらを選ぶ?
  • 試験前日までに行っておくこと
  • 試験当日の流れ、受付の流れ
  • 試験のリアル
  • 試験対策・勉強方法・おすすめ教材・講座

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■試験方式(IBT・CBT)

試験方式は、自宅で受験する方法(IBT方式)とテスト会場で受験する方法(CBT方式)の2種類があり、共にパソコンを使った受験となります。

2級、3級はIBT方式、CBT方式のどちらでも選択可能です。1級は、CBT方式一択です。

  • IBT方式(Internet Based Testing):自宅受験
  • CBT方式(Computer Based Testing):テストセンター受験


なお、2023年度より「快活CLUB」の鍵付き個室を利用したIBT方式での受験をすることも可能になりましたので、自宅に受験環境が整っていない方でもIBT方式での受験が可能です。

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■IBT方式・CBT方式どちらを選ぶ?

結論から言うと、双方、メリット/デメリットがあるのでどちらでもご自身の状況や好みに合わせて選択すればよいかと思います。

簡単にメリット/デメリットを整理しておきますのででご参考下さい。

著者は、費用が抑えられかつ移動の手間がないIBT方式(自宅受験)で受験しました。

IBT方式(自宅受験)CBT方式(テスト会場)
メリット移動時間や外出のための準備時間を節約できます。
・CBT利用料(2200円)、移動費など費用を抑えられます
会場スタッフが常駐しているので、試験場で何かあった場合は会場スタッフに対応を確認することが可能です。
・従来の試験と同様に適度な緊張感を得られます。
デメリット試験環境を自身で準備する必要があります(PC、通信環境、動作確認)。90分間集中を維持できるようなデスク、椅子も含みます
・人(家族、来客等)や、環境(PC、通信環境等)に関する不測の事態へは自身で対応する必要があります。
・CBT利用料2200円、移動費など余分に費用がかかります
・移動時間や外出のための準備に時間を要します


まとめると、基本的にIBT方式(自宅受験)がおすすめですが、自宅に受験環境が整っていない方や自宅の環境面に不安やリスクが強い方はCBT方式(テストセンター受験)を選択するとよいでしょう。

なお、快活CLUBでのIBT方式は費用面※でも時間の面でも優位性はなく、常駐スタッフもいないため、通常おすすめはしません
※別途、快活CLUB利用料(1000~2000円程度)が発生します。

自宅に受験環境が整っていない方で、
・快活CLUBが近くにありかつテストセンターが遠いという方
・CBT方式で都合の良い日時が予約できなかった方
など、事情がある方は選択するとよいかと思います。

  • IBT方式(自宅受験)がおすすめの方
    ・自宅に受験環境が整っている方は基本的にIBT(自宅受験)がおすすめ
  • CBT方式(テストセンター受験)がおすすめの方
    ・自宅に受験環境が整っていない方
    ・自宅の環境面で不安・リスクが強い方
  • IBT方式(快活CLUB受験)がおすすめの方
    自宅に受験環境が整っていない方で、
    ・快活CLUBが近くにありかつテストセンターが遠いという方
    ・CBT方式で都合の良い日時が予約できなかった方


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■IBT方式(自宅受験)の申し込みから試験当日まで

それではIBT方式(自宅受験)の申し込みから試験当日までポイントについて解説します。

受験申込みの前には、ご自宅の環境でIBT方式での受験が可能かどうか事前に動作確認を行いましょう。
動作確認の方法については、東京商工会議所公式サイトをご確認下さい。

試験前日までの準備

サンプル試験(IBT方式)を試す

IBT方式でのサンプル試験をお試しすることができます
事前にこれを受けておくと、「メモ」、「ブックマーク」、「一覧」などの使い方、文字の大きさ、操作性などを確認できて非常によいです。

事前に一度確認した上で、試験前日に再度確認しておくのがベストでしょう。

以下のURL、または申し込み時のメールに記載のURLからお試しできます。
なお、サンプル試験は試験申し込みの前でも受けることが出来ます
出展:東京商工会議所 IBTサンプル試験


不測の事態に備える

試験中に突然試験が終了してしまったなど、通信環境の影響により通常通りの試験が続行できなくなるケースなども想定できます。
必ずコンタクトセンターの番号を控えておきましょう。
東京商工会議所(お問合わせ)

試験当日

試験当日は、「受付」→「受験」→「結果確認」の流れになります。
順番に解説していきます。

受付

試験の受付をします。
試験における注意事項など、なかなか読むものが多く時間を要するため早めに受付をしておくと安心です。

以下、著者のケースを参考に受付の流れをご説明します。
基本的に試験官の指示に従って順次実施していくので特に難しいことはありません。

試験日程・場所(著者のケース)

  • 場所:自宅(中3の子供部屋を使用)
  • 試験日:2024/6/24
  • 受付時間:13:45~14:00
  • 試験開始:14:00
受付(著者のケース)
  • STEP1
    13:50頃 受付ボタンを押下
  • STEP2
    サイトの指示に従いPCの動作確認等を実施
  • STEP3
    試験官を呼び出しボタン押下
  • STEP4
    試験官が画面に登場
  • STEP5
    試験官の指示に従い受付

    ・本人確認(氏名、生年月日など)、運転免許証を見せます。
    ・画面共有の指示を受けブラウザの不要なタブを消すなど実施します。
    ・パソコンを持ち360°回して部屋を見せ、スマホを使ってパソコンのキーボードなどを見せ、受付は終了です。


試験

試験を開始します。

試験
  • STEP1
    試験開始ボタンを押下して開始
  • STEP2
    90分タイマーがカウントダウン
  • STEP3
    試験時間(90分)が終了すると自動的に画面が切り替わる


試験結果

試験終了後、結果をその場で確認できます
「成績を表示」のボタンを押すと成績が表示されます。
緊張の一瞬です。

■試験のリアルな所感

試験を受けてみて、著者が感じたリアルなところを共有します。

環境面
まず、自宅受験、パソコンでの受験という環境的な部分に関しては特に不都合は感じませんでした。「メモ」や「ブックマーク」もあると便利で多少使いましたので、やはり事前に操作を確認しておくことが肝要です。

試験の内容面
ショックを受けたのは試験の内容面です。以降、順に解説します。

問題形式が多様

選択肢は4~8個程度あり、適切なものを選ぶ、不適切なものを選ぶ、組み合わせを答えるなど、問題形式がなかなか多様です。
著者は、一問一答形式の問題集しか使ってませんでしたので正直びっくりしました。

文量が多い

問題文と選択肢が半ページから1ページにわたる設問もあり、問題文の文量が想像以上に多かったです。
試験前半、著者はそのうち短文の問題がたくさん出てくるのだろうとたかをくくっていましたが、一向に出て来ず途中から焦りはじめました。

時間が不足する

ゆっくり考えながら解く時間はありません
著者は頭から普通に解き進めていました。

・30分経過時点:10問程度解答
・45分経過時点:15問程度解答

この時点でこれは時間的にまずい!と思い、もはや問題文の前置きは読み飛ばし、正しい選択肢を選ぶ問題なのか誤りを選ぶ問題なのかなどのポイントのみ読むことに変更しました。
選択肢も全ての選択肢を読み切らず、正しい選択肢を見つけたらすぐに回答して次の問題へ進むという時短作戦に切り替えました。
その結果、試験時間残り1分でなんとか全問解答し終えました。

総括

結果は73点、ギリギリで合格でした。
途中から時間配分と進め方をリカバリできたのが良かったですが、試験成績を見るとやはり時間をかけた前半の正解率が高かったです。
試験の配点を見ると、なんと前半に配点が偏っていました(たまたまです)。
これを考慮すると、合格できたのは「運が良かった」と言わざるを得ないです。

時間配分などある程度の「試験対策」を立てて臨むことが肝要です。


■試験形式

著者が受験した際の試験形式を整理しました。

あくまでも著者が受験した際のケースであり公式サイトでは掲載されていませんのでご参考程度に留めて下さい!


問題数と配点

著者の成績表によると問題数・配点は以下のとおりです。

設問配点
問1~1030点
問11~2030点
問21~3020点
問31~4020点
合計100点


  • 問題数:40問
  • 配点前半20問が高配点


問題形式・出題範囲

問題形式は選択式で、選択肢は4~8個程度になります。

  • 適切(or不適切)なものの選択肢を選ぶパターン
  • 適切(or不適切)なものの選択肢の組み合わせを選ぶパターン
  • 選択肢それぞれの○×が正しい(or誤っているもの)選択肢を選ぶパターン
  • 出題順序は問題集のように体系的ではない(ランダムの可能性も)
  • ひとつの設問で複合的な問題も(請負契約の問題と不正競争防止法の問題など)

出題範囲としては網羅的に出題されていた印象です。
著者が使用していた問題集で「重要」とされている問題がそのまま出題されているようなケースもあった一方で問題集には出てこない範囲も結構あった印象です。

■試験対策・勉強方法

上記を踏まえて試験対策・勉強方法はどうすればよいか、ポイントを3つ整理しました。

【ポイント1】時間配分

時間が不足する試験において、試験時間(90分)の時間配分は非常に重要です。

短めの問題から長めの問題まであるので、1問あたり2分、10問で20分程度として調整しながら進めていきましょう。
残りの時間(10分)は見直しと予備時間に充てます。

試験時間90分の配分

80分1問あたり2分程度を目安(10問で20分)
10分:見直し時間(予備時間含む)


【ポイント2】見直しは、特に高配点の前半20問に重点を置く

見直しは、特に高配点の前半20問に重点を置きます
ただし、あくまでも著者の受験ケースなので、配点が変わる可能性を考慮して時間が許せば後半も見直しましょう


【ポイント3】[勉強方法] 過去問など試験に準じた問題も解く

勉強方法としては独学で合格可能です。

問題集としては、一問一答形式の問題集はシンプルで非常に理解し易いのでおすすめです。
ですが実際の試験問題は一門一答形式ではなく、また複合的な問題も出題されます。
問題そのものの難易度が上がるわけではありませんが、実際の試験問題の形式にも慣れておくことを強くお勧めします

著者は、一問一答形式の問題集2冊を使いました。1冊目を3周、もう一冊を重要問題のみピックアップして2周程度です。
この勉強方法では、結果としては「運がよくてギリギリ合格レベル」ですので、確度を上げる必要があります。

法律初学者の方には「テキスト1冊」+「問題集1冊」の組み合わせがおすすめです。
(例:「合格革命 ビジネス実務法務検定試験2級テキスト&一問一答」 + 「ビジネス実務法務検定試験2級公式問題集」 の組み合わせなど)

現在、過去問はないようですので長文や多様な問題形式が掲載されている公式問題集がおすすめです。

おすすめ教材・講座

以下、おすすめの教材、講座になります。

試験は難化傾向にあるため、法律初学者にとっては既存の問題集一冊を周回するだけでは合格は難しいかと思います。
著者はなかなか苦しみましたので、2級、3級も侮らずにしっかりと準備されることをお勧めします。





■まとめ

いかがでしたでしょうか。
受験に関するポイント、自宅受験での注意事項をご紹介してきました。
以下にポイントをまとめておきます。

IBT方式・CBT方式について

  • 基本的にIBT方式がおすすめです。自宅環境にリスクや不安の強い方はCBT方式を選びましょう。

試験準備から試験について

  • 試験前日までにサンプル問題を解いておきましょう。
  • 試験当日、受付は時間に余裕をもって
  • 試験は、問題形式が多様で、文量が多く、時間が不足する恐れがあります
  • 「一問一答」の問題だけではなく、試験に類似した問題にも慣れておきましょう。
  • 1問2分を目安に時間配分も調整を!

本記事が皆さまの合格に少しでも寄与できれば幸いです。

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