PR

【G検定とは】資格の内容・取得の意味は?難易度・勉強時間 | 体験記

【G検定】G検定とは?取得のメリット・難易度・勉強時間-合格体験記 ビジネス

G検定に興味をお持ちの皆さんに向けて、G検定の概要、合格率、難易度、勉強時間、勉強方法などについて著者の体験を基にまとめましたのでご紹介します。

G検定で、ビジネスを変える学びを。

公式サイトのキャッチフレーズにあるように、G検定を取得することでディープラーニングをはじめとするAIに関する様々な技術的な手法やビジネス活用のための基礎知識を学習することができます。

デジタル人材が不足している今、G検定を取得することで自身の市場価値が高まることは間違いありません。

著者は2023年11月に受験して一発合格をしています。

本記事では、著者が実際に受験してみて感じたことを余すことなく共有しますのでぜひご活用下さい。

この記事を読んでわかること

  • G検定とは?
  • G検定取得のメリット7つ
  • 試験日程・試験時間・費用・受験場所・試験範囲
  • 合格基準・合格率・難易度(今が取りやすいのでチャンス!)
  • 勉強時間・勉強方法


試験当日の流れやカンペはありなのか?については以下の記事をご参考下さい。


スポンサーリンク

■G検定とは

G検定(ジェネラリスト検定)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のための検定試験です。

ディープラーニングをはじめとする AIに関する様々な技術的な手法やビジネス活用のための基礎知識を有しているかどうかを確認できます。

JDLAが主催する資格には、他にも「E資格」(エンジニア資格)がありますが、こちらはG検定に比べてより高度になり、ディープラーニングの理論を理解し適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する試験になります。
E資格を受験するには、JDLAが認定する教育プログラムを修了していることが条件になります。

なお、G検定には受験資格に制限はありません。

スポンサーリンク

■G検定取得のメリット

G検定は非常に有用な資格であり取得のメリットはたくさんあります。
以下にメリットを7つに整理しました。

【メリット1】AIの基礎知識を体系的に学べる

ディープラーニングをはじめとするAIに関する様々な技術的な手法やビジネス活用のための基礎知識を体系的に得ることができます。

人工知能とは何か

ここから始まります。

導入では「知性」、「知能」だけでなく、「心」の話にもふれるので哲学的な要素も含んきます。
そして、

ディープラーニングの実装・運用・評価

まで学習します。
非常に興味深い内容です。


【メリット2】創造力・課題解決・ビジネスへの活用

AIの得意なこと、不得意なことは明確です。
つまりG検定を学習することによって、ビジネスにおいて「AIにできること、できないこと」の判別ができるようになります

社会人の方においては作業の自動化・効率化を検討する上で、この判別が出来ていれば検討を一歩スムーズに進めることができます。
新しい切り口での自動化・効率化、ビジネスのアイデアを創出することが可能になります。

AIリテラシーを持っていないことで生まれる漠然とした不安を払拭することにもなり、これにより社内のDX化をニュートラルに進めることにも繋がってきます。

また、営業職の方にも有用です。AIに関する技術用語を理解できるようになるのでエンジニアやITベンダーとの協業を円滑に進行することが可能になるでしょう。

【メリット3】自身の市場価値を高める

デジタル人材不足と言われている昨今、DXにおけるコアテクノロジーの1つとして「AI、ディープラーニング」の重要性の高まってきています。
その活用のためのリテラシーは、今や全ビジネスパーソン必携のリテラシーになりつつあります。

そのリテラシーを保持していることを社内外へ証明することができます。
合格するとデジタルバッジがもらえ視覚的に証明することも可能です。もちろん名刺に認定マークを入れることも可能です。
商談やビジネスでも有利に働くでしょう。


【メリット4】キャリアップ・転職に有利

繰り返しになりますがデジタル人材が不足している中ではAI分野は需要が高いと言えます。需要の高まりに対して人材が少ない今こそG検定が活かせるシーンは多いでしょう。

G検定を取得していればデジタルリテラシーを証明でき転職でのアピールポイントになります。

G検定合格者によるアンケート結果では、合格者の10%弱は「就職や転職」、「昇給」を目的としているようです。

(出展:JDLA公式サイト

また、G検定に合格すると交流会やコミュニティへ招待され、勉強会やイベントに参加することもでき、コネクションを作ることも可能です。

【メリット5】「Di-Lite」の一角を証明

Di-Lite」をご存じでしょうか。

「Di-Lite」とは「デジタルを使う人材」であるために全てのビジネスパーソンが共通して身につけるべきデジタルリテラシー範囲のことであり、官民連携のデジタルリテラシー協議会が定義しています。
その学習すべき範囲は、

  • G検定
  • ITパスポート試験
  • データサイエンティスト検定

の3つの試験範囲が推奨されています。

G検定を取得することにより、現代のデジタル人材としての知識・スキルの一角を修了したことを証明することができます。デジタルバッジももらえます。



【メリット6】取り組みやすい資格

詳細は後述しますが、インターネットの情報によると合格者の勉強時間は30~50時間程度、合格率は60~70%と言われています。
さらに、現在のところ、2ヶ月に1回のペースで年に6回受験機会があります。
この程度の勉強量でこれだけ高い合格率、受け易さのIT資格はなかなかなく非常に取り組みやすいと言えるでしょう。

文系の方やIT関連の前提知識のない方がゼロからこれらの知識を習得するとなると、もう少し勉強時間に余裕を持った方が良いでしょう。
著者はIT関連の企業に勤めていますが、60時間弱勉強しました。

この勉強時間でAIに関する基礎知識を体系的に学習できると考えれば、タイムパフォーマンスが高い優れた資格だと思います。リスキリングにも最適です。

【メリット7】資格を取るなら、「今」がベスト

AI技術は日進月歩です。
たとえG検定を取得した後でも最新情報を学び、新しい知識を身につける必要のある分野です。

試験に置き換えれば、今後、着実に試験範囲は広くなっていき難易度は高くなっていくことが予想できます

現に、シラバスの範囲は2021年のシラバスから2024年シラバスでは新たに重要となる基盤モデルや言語モデルといった生成AIに必要となる技術が追加されるなど、改訂されています。

合格し易さ、学び易さから考えれば、資格を取るなら「今」がベストということが言えるかと思います。

スポンサーリンク

■試験の基本情報(試験日程・試験時間・費用・受験場所)

G検定の基本情報は以下のとおりです。
2ヶ月に1回、年に6回の受験頻度で、自宅受験のため非常に取り組みやすい資格です。

試験日程:2ヶ月に1回程度開催
(1月、3月、5月、7月、9月、11月)
受験方法:オンライン(自宅受験)
費用:一般:13,200円(税込)
学生:5,500円(税込)
受験資格: 制限なし
試験時間:120分
問題数:160問程度
※2024年#6より変更200問程度⇒160問程度
問題形式:知識問題(多肢選択式)
出題範囲:シラバスより出題
※2024年#6よりシラバス変更
シラバス:日本ディープラーニング協会


2ヶ月に1回、年に6回の受験頻度で、自宅受験のため非常に取り組みやすい!

2024年#6よりシラバスが変更されているので注意!

  • 2024年#6よりシラバス(試験範囲)変更
  • 2024年#6より問題数変更  200問程度 ⇒ 160問程度



■試験範囲

日本ディープラーニング協会より試験のシラバスが公開されています。

「AI・ディープラーニングとは何か」
「活用すると何ができて、そのために何が必要か」

AI活用のために必要な幅広い範囲を学習し、習得できる内容になっています。

シラバス (G2024#6から適用 出展:日本ディープラーニング協会

【技術分野】

  • 人工知能とは
  • 人工知能をめぐる動向
  • 機械学習の概要
  • ディープラーニングの概要
  • ディープラーニングの要素技術
  • ディープラーニングの応用例
  • AIの社会実装に向けて
  • AIに必要な数理・統計知識

【法律・倫理分野】

  • AIに関する法律と契約
  • AI倫理・AIガバナンス

なお、2024年#6(11月開催)からシラバスが新しくなっていますので注意しましょう!
新シラバスに対応している問題集については後述します。

2024年#6よりシラバス(試験範囲)が変更されているので注意!


■合格基準

合格基準は開示されていないため不明です。インターネットの情報では60~70%程度と言われています。

著者の試験成績は以下のとおりでした。

著者の成績(2023 #5)

シラバス分野別得点率(小数点以下切り捨て)

  1. 人工知能とは. 人工知能をめぐる動向. 人工知能分野の問題:77%
  2. 機械学習の具体的手法:65%
  3. ディープラーニングの概要:64%
  4. ディープラーニングの手法:67%
  5. ディープラーニングの社会実装に向けて:72%
  6. 数理・統計:16%
  7. 法律・倫理・社会問題:85%


各項目の単純平均だと正解率は64%になりますが、問題数にはばらつきがあり、特に「数理・統計」は範囲が狭く問題数も少ないことから、平均するとおそらく正解率70%程度ではないかと推測しています。

また、公式サイトの「G検定ミニテスト」では70%を目指そう、とされています。
以上から、合格ラインとしては正解率70%程度を目指すとよさそうです。
G検定ミニテスト(日本ディープラーニング協会)

■合格率

各回概ね60〜70%程度の合格率です。
(出展:日本ディープラーニング協会

直近3年の合格率は60%~70%でゆるやかな上昇傾向にありますが、70%を超えた現在ではこれまでの傾向をからすると徐々に下がってくることも予想できます。
油断せず準備を怠らないようにすることが肝要です。



■難易度

合格率から見るとしっかりと勉強すれば誰でも合格を狙える試験であることが言えるかと思います。
他の資格と比べてもそこまで難易度の高くない試験だと言えるでしょう。

ポイントとしては、G検定ではAIの定義から具体的な手法、数理・統計、法律といった幅広い知識が問われます。
知識を浅く広く網羅する必要があり、また法律や倫理に関する知識も問われるためある程度の暗記力も問われます。


■勉強時間

インターネットの情報によると、30~50時間程度とされています。

著者は2023年5月~11月までの約半年間で、トータルで59時間(月平均約10時間)勉強しました。インターネットの情報よりも少し多めに勉強しています。

著者はIT関連企業に勤めており一発合格です。勉強は興味を持って楽しく継続することができましたが、文系の方やIT関連の前提知識のない方がゼロからこれらの知識を習得するとなると、もう少し勉強時間に余裕を持った方が良いでしょう。



■勉強方法

独学で合格可能です。
著者は公式テキストと問題集の2冊を使って独学で勉強しました。

公式テキストは非常に理解し易くよくできておりおすすめです。頭から素直に読み進めていけば問題ありません。ディープラーニングに対する興味を十分に引き出してくれます。
ただし練習問題の量が足りないので、別途、他の問題集で補完しておく必要あるかと思います。

また、万全を期して模擬テストも受けておいた方が安心です。
【Study-AI】G検定(ディープラーニングと機械学習の検定)模擬テストと公式例題解説を無料公開中

なお、独学にとらわれる必要もありません
人それぞれ学習スタイルがありますのでご自身のスタイルに合った勉強方法を選択するのがベストです。

以下にお勧めの参考書、講座を掲載します。

おすすめテキスト・問題集
以下はいわゆる「白本」、「緑本」、「黒本」ですが、全て新シラバスに対応しています!
著者は、白本と緑本を使いました。

  • 【白本】公式テキスト(EXAMPRESS) [ 一般社団法人日本ディープラーニング協会 ]
  • 【緑本】最強の合格テキスト [SB Creative]
  • 【黒本】徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 [インプレス]
  • (参考書)AI白書 [KADOKAWA]


icon icon
【udemy】【全840問】G検定対策 模擬演習試験!重要度の高い問題を厳選(最新シラバス対応)【模擬試験4回分】 icon
【udemy】【文系でも安心】最短で合格を目指すG検定対策講座!確認テストと復習用チートシート付き!AI時代に遅れを取らないために icon


■まとめ

いかがでしたでしょうか。
デジタル人材が不足している昨今、G検定を取得することでデジタルリテラシーを高め、自身の市場価値が高めていきましょう!

  • G検定とは
    AI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のための検定試験です。
  • G検定取得のメリット7つ
    【メリット1】AIの基礎知識を体系的に学べる
    【メリット2】創造力・課題解決・ビジネスへの活用
    【メリット3】自身の市場価値を高める
    【メリット4】キャリアップ・転職に有利
    【メリット5】「Di-Lite」の一角を証明
    【メリット6】取り組みやすい資格
    【メリット7】資格を取るなら、「今」がベスト
  • 2ヶ月に1回程度の頻度で開催。オンライン受験(自宅受験)で受験しやすいのが特徴!
  • 合格ラインは70%を目安に。合格率・難易度共に今が取りやすいのでチャンス!
  • 勉強時間は30~50時間程度を目安に。IT初心者はもう少し余裕をもって!


本記事が皆さまの合格に少しでも寄与できれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました