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【TOEIC】目標スコア700点 | リーディング時間配分と受験対策・コツ

【TOEIC】 目標スコア700点 時間配分とテクニック TOEIC

TOEIC L&RのReading sectionにおいて時間配分をどうしようかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

TOEICテストはとにかく時間が足りません
Reading sectionは100問を75分で解き終える必要があります。つまり1問あたり平均約45秒で解答する必要があります。
TOEIC700点を目標とされている中級レベルの方においては最後まで解き終えるのは至難の業です。
そこで各パート毎にどの程度の時間配分で解いていけばよいのかということが重要になってきます。

この記事では、スコア目標700点の英語学習中級者の方向けにおすすめの時間配分をご紹介します。
さらに、捨て問はどの程度許容できるのか各パート毎に何問正解すれば目標スコアに届くのか
問題を解く上でのテクニックについても著者の経験をもとに解説します。

著者は(それほど多くはありませんが)TOEICを8回受験しており、近年、730点以上をキープしていますが後述の時間配分を目安にしています。

少しでもスコアを上げるために時間配分は非常に重要な概念になりますので是非ご参考下さい。

この記事を読んでわかる事

  • part毎のおすすめ時間配分
  • part毎の目標スコア・目標正解率
  • スコアアップのテクニック
  • 英語学習における本質的な事


TOEICスコア目標500点、600点の初級者~初中級者の方は以下の記事も併せてご覧ください。



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■時間配分のメリット

時間配分のメリットは2つあります。

  • スコアアップ
  • 英語スキルの強み・弱みをより正確に測定

順番に解説していきます。

スコアアップ

TOEICの問題の難易度は全ての問題で同じというわけではありません
時間管理することで、難しい問題に時間を浪費し、取れる問題を取りこぼすのを避けることに繋がります。
時間配分はスコアを上げるために非常に重要です。

英語スキルの強み・弱みをより正確に測定

TOEICの結果には、個々の英語能力を測定した結果が出ます(Abilities Measured)。
難解な問題にいたずらに時間を浪費し、解けるはずの問題を解答することができないと本来持っている自身の実力を出し切れずに終わってしまうという結果に繋がり、英語力が正確に測定されないということになります。

part毎にうまく時間を配分し最終パートまで解き進められることで、自身の実力をしっかりと発揮でき、より正確な英語能力の測定に繋がるかと思います。

ある程度の時間配分はTOEICを受験する上で最低限の事前知識として知っておいた方がよいという見方ができます。

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■TOEICテストの概要

それではまず時間配分の前提となるTOEIC L&R公開テストの実施時間とReading Sectionの問題構成について整理しておきます。

TOEICテスト実施時間

2020年10月25日以降のTOEICテストは1日2回(午前/午後)実施となりました。

  • Listening:45分(100問)
  • Reading:75分(100問)
ListeningReading
開始時刻終了時刻開始時刻終了時刻
午前10:2011:0511:0512:20
午後15:0015:4515:4517:00
(出展:IIBC 午前・午後実施時間

Reading Sectionの問題構成

全て四択問題になります。

Part問題形式問題数
Part5短文穴埋め問題30問
Part6長文穴埋め問題16問
Part71つの文書29問
複数の文書25問
(出展:IIBC テストの形式と構成)
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■TOEIC Reading おすすめ時間配分【目標スコア700点】

それでは目標スコア700点のおすすめ時間配分ですが、ずばり以下のとおりです。

Part問題数時間秒/問開始/終了 目安時刻備考
午前試験午後試験
開始時刻終了時刻開始時刻終了時刻
Part530問10分20秒11:0511:1515:4515:55
Part616問10分30-40秒11:1511:2515:5516:05
Part7S29問約30分1分11:2511:5516:0516:35
Part7D10問10分1分11:5512:0516:3516:45
Part7T15問15分1分半12:0512:2016:4517:00捨て問5問
合計100問75分平均45秒11:0512:2015:4517:00
part7S:長文シングルパッセージ
part7D:長文ダブルパッセージ
part7T:長文トリプルパッセージ

part7のトリプルパッセージは文量が多く1問あたり1分半はかかります。
つまり10問で15分使い切ってしまうため、5問捨てる(全く考えずにマーキングするだけ(捨て問))ことも覚悟します。何を捨てるかは後述します。

■Part毎のポイントとテクニック

上記の時間配分で各partを解くに当たり意識すべきポイントを解説します。

全体【ポイント】

時間配分は各パート数分の誤差は出てきてしまうのであくまでも目安として、時間を確認しつつ調整しながら進めていきます。
1問に長く費やすのは避けましょう
問題の難易度は全て同じというわけではありません。難しい問題は潔く捨てて、取りやすい問題で点数を稼ぎます
四択問題なので、たとえ勘でマークしたとしても25%の確率でスコアできます
難しい問題に時間を費やし、取れる問題を取りこぼすのを極力避けたい考えです。

  • 常に時間を意識しつつ各パートで調整しながら進めましょう。
  • 1問に長く費やすのは避けましょう。難しい問題は潔く捨てて、取りやすい問題で点数を稼ぎます。


Part5【テクニック】

平均20秒で解くのは若干厳しいかもしれません。
5秒で解ける問題もあれば40秒くらい考えこんでしまう問題もあります。時間超過してしまった場合は次のpart6で調整します。
part5は比較的得点を稼げるパートなので取りこぼしに注意します。

試験終了直前に30秒あれば、1~2問見直すことが可能です。長文を見直すよりも効率よく見直しができます。

  • part5は比較的得点を稼げるパートなので取りこぼしに注意しましょう。
  • 試験終了直前に30秒あれば、1~2問見直すことが可能なPartです。


Part6【テクニック】

点数を伸ばしにくいパートである印象があります。
「e-mail」や「letter」形式の問題は、「タイトル」、「宛先」、「発信元」が明示されているケースが多いため、比較的内容を推測しやすいです。

点数を伸ばしにくいこのパートは、part5の時間調整に使います。
part5で時間配分を超過してしまった場合はpart6で調整します。時間がが来たら躊躇なくpart7に移ります。飛ばした問題はpart7が終わった後に見直す候補として覚えておきます。

  • 「e-mail」や「letter」形式の問題は、「タイトル」、「宛先」、「発信元」が明示されているケースが多いため、比較的内容を推測しやすいです。
  • part5の時間調整に使います。


Part7【テクニック】

700点を目指している段階では最後まで解き終える(読み終える)のは難しいので、part7のトリプルパッセージは5問程度捨てることを覚悟します。
基本的に最後の5問でよいですが、ざっと見通して文量が一番多いものを捨ててもよいでしょう。

700点を目指す方は、易しい問題の取りこぼしが痛いので長文は理解し易いかの目利きが非常に重要です。
冒頭読んで、理解し易いと思ったら読み進めて問題を解きます。難しいと感じたら後回しにする判断をします。
解けそうな問題から手を出して解いていきます。
文量の多い少ないも目利きのポイントになります。

何度も書きますが、全ての問題が同じ難易度ではありません。点数を取れる問題でいかにしっかりと稼げるかがpart7では特に重要になります。

また、自身の得意なテーマで点数を稼ぎます。「メール」、「チャット」、「会話形式」の問題はストーリーや目的がはっきりしているケースが多いため、比較的内容を理解しやすい傾向にあります。

part6で時間調整として飛ばした問題がある場合には、残り時間と照らし合わせてその問題も解き進める候補に入れます。つまりpart7を解くのが速いか飛ばしたpart6に戻って時間をかけるかを判断します。

集中力が鍵です。
最後まで諦めず1問でも多く考えて解きます。正答率を上げる努力をします。

  • トリプルパッセージは5問程度捨てることを覚悟します。
  • 目利きして解けそうな問題から解いていきましょう
  • 集中力が鍵です。最後まで諦めず1問でも多く解く努力をしましょう!

テクニックを磨くためのおすすめの学習方法

TOEICでスコアを上げるテクニックを磨くためのおすすめの問題集、学習方法を以下にご紹介します。


TOEICテスト対策

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■Reading Sectionの目標正解率

Listening, Readingの得手不得手はここでは考慮しないものとして、スコア700点を目標とする場合はReading sectionでは概ね350点が目標になります。

上述のとおり捨て問は5問(四択問題のため正解率は25%)あるので、以下の通り、捨て問以外の問題の正解率が75%あれば350点に届くことになります。

1問5点換算、計算結果切り捨て

  • 捨て問(5問)
    5問×5点×正解率25%≒5点
  • 解いた問題(95問)
    95問×5点×正解率75%≒355点

⇒合計360点

つまり、考えて解いた問題が75%の確率で正解していればスコア700点に届くことになります。
少し気が楽になった方も多いのではないでしょうか。

■Reading Sectionのパート毎の目標スコア

700点を達成するためには、パート毎に何問正解すればよいのでしょうか。
前述のとおり捨て問以外の問題の目標正解率を75%とした場合のパート毎の目標スコア(目標正解数)は以下のとおりとなります。
TOEICの模擬試験や公式問題集を解く際のご参考にして下さい。

Part問題数目標正解数目標正解率目標スコア備考
Part530問23問約75%115点
Part616問12問75%60点
Part7S29問22問約75%110点
Part7D10問7問70%35点
Part7T15問8約50%40点捨て問5問含む
合計100問72問平均約70%360点
※1問5点換算、計算結果切り捨て


■英語学習における本質的な事

さて、ここまでスコアを少しでも上げる方法、時間配分について解説してきましたが、一点、心に留めておきたいことがあります。

スコアを上げるためのテクニックに必要以上にこだわり点数を少しでも上げる、という観点は、本来の英語学習としては本質的ではないという点です。

本来は英語力を本質的に向上させる学習の方に時間を割きたいところかと思いますので、初心に立ち返り英語学習の質を落とさないように心がけることも忘れないようにしたいものです。

一方で、例えば就職の際に目標の企業にエントリーするための要件になっている場合など、スコアアップの目的が明確な場合には、しっかりとテクニックを駆使してスコアを取りに行くということが上等手段になります。

この辺りは、個々に目的が異なるかと思いますので、ご自身が英語をどのような目的で学習しているのか再度立ち返ってみてもよいかと思います。

以下の関連記事もご参考下さい。


■まとめ

いかがでしたでしょうか。
おすすめ時間配分やスコアを上げるテクニックについてご紹介させて頂きました。
短文、長文、文法、語彙、人それぞれ得手不得手があるので、上記の時間配分をご参考に皆さんもぜひご自身に合った時間配分を見つけてみて下さい。
以下、ポイントをまとめておきます。

  • part毎のおすすめ時間配分
  • 目標スコア・目標正解率はpart毎に異なりますが、概ね75%となります。
  • スコアアップのテクニック
    1問に長く費やすのは避けましょう
    問題の難易度は全て同じというわけではないため、難しい問題は潔く捨てて、取りやすい問題で点数を稼ぎます
    集中力が鍵です。最後まで諦めず1問でも多く解く努力をしましょう!
  • 英語学習における本質的な事
    スコアを上げるテクニックよりも本質的な英語学習を!
    ・一方でスコアアップの目的が明確な場合には、テクニックを駆使するのが上等手段!

英語学習に終わりはありませんが、努力を継続することで確実に成長していくのも事実です。
本記事が少しでも皆さまのお役に立てたなら幸いです。

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