PMP資格の更新では、3年間のCCRサイクルで60PDUを取得する必要があります。
では、60PDUを超えて取得したPDUはどうなるのでしょうか?
PMPの場合、条件を満たしたPDUは次のサイクルへ最大20PDUまで繰り越すことができます。
PMIの公式CCR Handbookでも、現在のサイクルの最後の12か月に取得したPDUが、次のサイクルへの繰り越し対象とされています。
「自分は何PDU繰り越されたのだろう?」
そう思って確認しようとしたものの、著者は最初、どこを見ればよいのか分かりませんでした。
というのも、PMIのWebサイトは基本的に英語です。
PMPの更新に慣れていない方や、英語が苦手な方にとっては、画面のどこに必要な情報があるのか少し分かりにくいのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にPMIへ問い合わせた結果も踏まえて、次のサイクルに繰り越されるPDUを確認する方法を分かりやすく解説します。
■結論:繰り越したPDUはCCRSで確認できる
結論からいうと、次のサイクルに適用されるPDUは、PMI公式サイトのCCRS(Continuing Certification Requirements System)から確認できます。
CCRSとは、PMPなどの認定資格を維持・更新するため、取得したPDU(専門能力開発単位)を記録・申請・管理するためのオンラインシステムのことで、PMI公式サイトから自然に遷移できます。
著者の場合、現在のサイクルで60PDUを取得した後、CCRSを確認したところ、次のサイクルに8PDUが適用されることを確認できました。
ただし、確認画面に「繰り越しPDU」という日本語が表示されるわけではありません。
CCRSでは、
See what PDUs will be applied to my next cycle
という項目から確認します。
この英語表現が分からないと、少し探しにくいところです。

■次のサイクルに繰り越されるPDUを確認する方法
ここからは、実際の画面を使って確認方法を説明します。
STEP1:myPMIにログインする
まず、PMI公式サイトにログインし、myPMIのダッシュボードを開きます。

STEP2:「Certifications」から「PMP」を選択
左側のメニューから、
Certifications → PMP
の順に進みます。
PMPの資格情報を確認できるページが表示されます。

STEP3:「Report PDUs」をクリック
PMPのページにあるReport PDUsをクリックします。
ここからPDUを登録するCCRSへ進みます。

STEP4:CCRSのダッシュボードを確認する
CCRSのReport PDUsの画面が表示されたら、左上のDashboardをクリックします。

STEP5:「See what PDUs will be applied to my next cycle」をクリック
CCRSのダッシュボードが表示されたら、現在のCCRサイクルのPDU取得状況を確認できます。
私の場合は、60PDUが「Applied」となり、更新に必要なPDUがすべて完了していました。
ここがポイントです。
画面上に表示されている、
See what PDUs will be applied to my next cycle
(次のサイクルに適用されるPDUを確認する)
をクリックします。

STEP6:繰り越されるPDUを確認
すると、次のサイクルに適用されるPDUの内訳を確認できます。
私の場合は、
Ways of Working:7PDU
Other Giving Back:1PUD
が表示され、合計8PDUが次のサイクルで利用できることを確認できました。
つまり、「自分は何PDU繰り越されたの?」という疑問は、この画面を見ることで解決できます。

■PMPのPDU繰り越しには条件がある
PDUを多く取得すれば、すべての余剰分が次のサイクルへ繰り越されるわけではありません。
PMPの場合、主なポイントは次の2つです。
- 次のサイクルへ繰り越せるのは最大20PDU
- 繰り越し対象になるのは、現在のCCRサイクルの最後の12か月に取得したPDU
ここで重要なのが、PDUの「取得時期」です。
逆に言えば、現在のCCRサイクルの最後の12か月に、次のサイクルを見据えて最大20PDUを取得しておくことができます。
つまり、現在のサイクルで60PDUを達成したからといって、そこでPDU取得を完全にストップする必要はありません。
例えば、現在のサイクルですでに60PDUを達成していて、まだサイクルの最後の12か月に入っているのであれば、追加で取得したPDUを次のサイクルに活用できる可能性があります。
ただし、20PDUを超えて取得できないという意味ではありません。20PDUを超えてPDUを取得すること自体はできますが、次のサイクルに適用できるのは最大20PDUです。
そのため、PDU取得を計画するときは、
「現在のサイクルの60PDUを達成する」だけでなく、「次のサイクルにどれくらいPDUを持ち越せるか」
という視点を持っておくとよいでしょう。

■分からなかったのでPMIに問い合わせてみた
最後に、、実は私自身も、最初は繰り越しPDUの確認方法が分かりませんでしたのでPMIへ問い合わせました。その結果をを掲載しておきます。
PMIのPMI Survey Botに、
How can I check my carried-over PDUs?
(繰り越されたPDUはどのように確認できますか)
と質問してみました。
すると、CCRSのDashboardで確認できるとの回答がありました。
その回答をもとにCCRSを確認したところ、今回紹介した画面から次のサイクルに適用されるPDUを確認することができました。

PMI Survey BotはPMI公式サイトから24時間いつでも無料で使えるサービスなので、PMPに関して不明点などがあれば、みなさんも気軽に使ってみてはいかがでしょうか。
PMI公式サイトの画面右下のNeed Help?から使えます。

■【PMP資格更新】PDU取得におすすめのUdemy講座
PMPの更新には60PDUの取得が必要です。
さらに、次のサイクルへの繰り越しも考えるのであれば、PDUを計画的に取得しておくことも選択肢になります。
「これからPDUを取得したい」「効率よくPDUを稼ぎたい」という方には、Udemyの講座を活用する方法もあります。
私がPMP資格更新向けにおすすめの講座をまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
■まとめ
今回は、PMPの次のCCRサイクルに繰り越されるPDUの確認方法を紹介しました。
ポイントを以下にまとめましす。
- PMPは条件を満たしたPDUを最大20PDUまで次のサイクルへ繰り越せる
- 繰り越し対象は、現在のサイクルの最後の12か月に取得したPDU
- 繰り越されるPDUは、CCRSの「See what PDUs will be applied to my next cycle」から確認できる
- PMIのサイトは英語なので、初めて確認するときは少し分かりにくい
「60PDUは達成したけれど、次のサイクルに何PDU繰り越されるのか分からない」という方は、今回紹介した手順で一度CCRSを確認してみてください。
PMPは著者が取得してきた資格の中で仕事上最も役に立つ資格のひとつです。
少しでも皆さまのお役に立てたなら幸いです。


